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危ない!年齢別の起きやすい事故!!

2021年03月04日

危ない!年齢別の起きやすい事故

乳幼児において、「思いがけない事故」は日常生活の中でとても多く、この時期の死亡要因として最も多いとされています。
そこで、今回は、月齢・年齢別に起こりやすい事故をまとめ、保育園で行っている実施している予防対策や、家庭でもできる予防のポイントのご紹介です。

 

月齢・年齢別にみられる起こりやすい事故とは?

●新生児

・上から物が落下する
・ふわふわの枕やシーツ、ぬいぐるみが口元を覆うことによる窒息
・上の子が、抱き上げて落としてしまう

●1ヶ月~6ケ月
・ベッド、ソファなどからの転落
・誤って熱いものを落とす、こぼすなどによるやけど

●7ヶ月~12ヶ月
・コイン、磁石、たばこ、洗剤などの誤飲
・食材の誤嚥
・アイロン、ストーブによるやけど
・扉で指をはさむ

●1歳
・つかまり立ちでの転倒
・歩行中での転倒
・やけど

●2~3歳
・ブランコ・滑り台などの遊具から転倒
・ビーズやシールなどを鼻に詰めて取れなくなる
・浴槽に落ちる、水遊び中による溺水
・アレルゲン食材

●4~5歳
・友だちとの衝突・喧嘩による怪我
・遊具・階段からの転落
・水遊び、プールでの溺水
・アレルゲン食品

 

保育園での事故が起こりやすい状況・場所を特定

保育士は、安全面に十分配慮をして毎日の保育の環境構成を行います。

しかし、子どもは予測がつかない行動をしたり、思いがけない場所で事故が起こり怪我をしたりしてしまうことがあります。

そのため、ヒヤリハットを全職員できちんと共有することや、園内の設備を定期的に全職員で点検し、改善をすることが大切です。

また、事故が起こりやすい状況・場面では特に注意を払いましょう。

乳幼児では特に、午睡中の窒息やプール・水遊びでの溺水などが多くみられます。

どちらも、命にかかわる重大な事故です。しっかりと子どもに目が行き届くように職員の体制を整え、子どもたちから目を離さないようにしましょう。

 

午睡中

午睡中は、部屋を少しくらくするため、子どもの表情や顔色が確認しづらく発見がおくれてしまい、死に至るケースも少なくありません。

午睡の際は、子ども一人ひとりの表情が確認できるように部屋の明るさを調節し、仰向けに寝かせる、年齢に合わせて5分、10分、15分に1回チェックをするようにしています。

 

②プールや水遊び

プール遊びでは、しっかり目が行き届くようにプールに入れる子どもの人数を調整したり、職員の配置を調整したりして行うことが大切です。

 

事故発生時の対処法をみにつける研修・講習

保育士は定期的に、心肺蘇生法、AED、軌道内異物除去、などの実技講習を受けています。

また、事故発生時を想定した保育現場での訓練、事故発生の予防の研修を行っています。

定期的な訓練を行うことで、課題や改善点を見つけ、いつ何が起きても子どもたちの命を守れるように対策を行っています。

 

まとめ

年齢別にみられる発生しやすい事故をまとめると、保育だけではなく家庭でも注意する点がたくさん出てきます。

・転落
・転倒
・溺水
・窒息
・やけど
・関電
・誤飲

など、さまざまな危険があります。

各家庭でも、事故が起きそうな場所や状況を見直してみましょう。
母子手帳にも子どもの事故が起こりやすい場所が明記してあります。
こんな所ではと、絶対に思わないでください。

ちょっとした段差、でっぱりは大人は避けられても子どもは躓いたり、ぶつけたりします。
5か月以降になると興味を持ったものは何でも口に入れてしまうので、目が離せなくなります。
それでなくても、消毒もしなくてはですからママや保育士さんたちはてんやわんやですよね。

また、3歳頃になると危険なことや気を付けなければならないことの判断が少しずつできるようになってきます。

そのため、子どもには「何が危険で、どのようにしたら危なくないのか」を繰り返し丁寧に教えることも非常に大切です。