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子どものかかりやすい病気ってなに?

2021年03月16日

○インフルエンザ
風邪と似た症状が見られますが、普通の風に比べ症状が重いことが多いことがほとんどです。
倦怠感はもちろんですが、同時に筋肉痛も見られ全身に痛みが出て、熱も40度近くまで上がることがあります。
このような症状が急に現れることも特徴の1つです。

○手足口病
口内や手や足の裏、甲などに発疹が現れます。
発疹がみられるだけの場合もありますが、発熱する場合もあります。
また、口内炎の痛みにより飲食を拒むことも多々ありますので脱水症状を引き起こす危険性もあります。

○溶連菌感染症
発熱、喉の痛みと同時に舌に白いブツブツ(いちご舌)が発生することが特徴です。
また、体に小さな発疹が見られることもあります。
普通の風邪とは違い、鼻水や咳が出ることはありません。

○流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
耳下腺、顎下腺である耳の下、顎の下が腫れ発熱が見られます。同時に喉の痛みを感じることもあります。
発熱もなく、軽症で済む場合もありますが、髄膜炎や難聴などの合併症が起こる場合もあるので注意が必要です。

○水痘(水ぼうそう)
発熱と共に、全身に赤い発疹ができ、次第に水膨れのようになり最後にはかさぶたになります。
お腹や背中を中心に全身に広まり、頭皮や口内にも発疹が現れます。
強い痒みが起こるのが特徴であるため、掻き毟ることにより肌を傷つけ、あとが残らないように注意が必要です。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス)
39度以上の発熱と共に、激しい嘔吐や下痢の症状が起こります。
また便が白っぽくなる場合もあります。
子どもの場合では、吐き気から飲み物も受け付けず、脱水症状を引き起こす場合があるため注意しましょう。食べることはできなくとも水分は意識的に摂取させましょう。

 

予防するにはどうしたらいいの?

○免疫力を高める
野菜や果物から栄養やビタミンを取ることが重要なイメージがあるかと思いますが、それだけではありません。
お肉や魚、卵などのタンパク質も体を作るもととなる食材になるためしっかりと食事に取り入れましょう。
なんでもバランスよく3食しっかり食べることが大事ですね。

○手洗い・うがい
基本中の基本ですが、ちゃんとした手洗いの方法をご存知でしょうか?
まず、しっかりと手を濡らし石鹸をつけます。
手のひらはもちろん指の間や手の甲、爪と指の間も洗えるようにしましょう。手首まで洗うことも忘れずに!
正しい手の洗い方は、厚生労働省のHPにもイラスト付きで掲載がありますので、1度見てみてはいかがでしょうか?

○ワクチン摂取
ワクチンがある感染症はワクチンを接種することで、感染症にかかりにくくなったり、かかってしまっても、症状が軽症で済ませることができます。
上記で紹介した病気の中では、インフルエンザ、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)、水痘(水ぼうそう)にはそれぞれ有効なワクチンがあります。

 

保育園での感染症対策の具体例

○正しい手洗いの伝授
イラストなどでわかりやすくした正しい手洗いの方法を掲示していたり、園児の前で、保育士がお手本を見せるなどして子ども自身が1人でも正しい手洗いを行えるように援助しています。

○手洗い道具
石鹸は固形石鹸では無く、泡や液体タイプのものが良いとされています。
手を拭く物は共有のタオルでは無く、使い捨てができるペーパータオルが良いです。

○玩具やよく触る場所の消毒
小さいお子さんはなんでも口に入れてしまうので、子どもたちの遊んだおもちゃは特によく消毒をし、清潔な状態を保ちましょう。
また、手すりやドアノブなども子どもたちが触った後に指をしゃぶるなどの恐れがあることからしっかりと除菌をしましょう。

○温度・湿度の管理
室温は夏季で26度~28度、冬季で20度~23度になるように、湿度は40%~60%を保つようにしましょう。

○こまめな換気
冬場は寒いですが換気はしっかり行いましょう。
5~10分程度でもいいので、少なくとも2~3時間おきに空気の入れ替えをしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
子どもがかかりやすい感染症をいくつかあげてみましたが、顔が腫れるなどわかりやすい症状の物もあれば、発熱など普通の風邪と区別がつきにくいものもあります。

お子さんを保育所に通わせているような場合では、保育園で流行っている感染症などがないかなど常に周りの環境に注意しましょう。
しっかりとした食事や手洗いを心がけ、感染症に負けないように元気に過ごしましょう!

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