パパ・ママ必見!慣らし保育ってなんだろう?
2021年02月28日入園する際に、親元を離れ保育園での集団生活に慣れるために行われる「慣らし保育」をご存じでしょうか。
「慣らし保育」では、時間をかけて保育時間を少しずつ調整して徐々に子どもが保育園に慣れていけるようにしていきます。
入園の説明時に初めてその言葉を知るパパ・ママも多く、あまり馴染みのない言葉なのかもしれません。
パパ・ママ必見!慣らし保育ってなんだろう?
今回は、そんなパパ・ママ必見!慣らし保育についてのコツや注意点をまとめました♪
また、パパ・ママだけではなく、保育士さんの慣らし保育における環境設定や対応もまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
慣らし保育って一体なんだろう?
「慣らし保育」とは、子どもが保育園の生活に慣れるために設けられる短時間保育のことです。
それぞれの園や、地域によって慣らし保育の期間は異なりますが、大体の園が1週間~3週間行われます。長い園では、1ヶ月にわたって慣らし保育を行う場合もあるそうなので、その期間は都合に合わせて要確認・要相談が必要ですね。
どんなスケジュールで行われるの?
スケジュールはそれぞれの園や設けられる期間で異なりますが、
1~2週間の期間で考えると、下記のスケジュールで行われることが多いようです。
1日目~3日目:登園時間から給食前まで
3日目までは午前中の活動だけ参加して、給食を食べる前に切り上げる場合が多いようです。
4日目~7日目:登園時間から給食まで
4日目からは少し慣れてくる頃のため、給食が開始されることが多いようです。
最初は中々食べられない子も多いようですが、徐々に慣れて他の子どもたちと一緒に食べられるようになります。
8日目~10日目:登園時間から午睡・おやつまで
保育園の生活にも慣れてきて、安心して過ごせるようになったら午睡が始まります。
子どもの中にはお昼寝の習慣がない子もいるため、午睡に時間がかかる子もいますが、安心できる保育士や環境の下で徐々に慣れることができます。午睡までできれば慣らし保育はほぼ完了したといえます。
11日目~:登園時間から降園時間まで
慣らし保育終了です!!
慣らし保育の進め方のコツ
慣らし保育は必ずしも決められたスケジュールで行う必要はありません。
子どもの月齢や性格によって、園生活に慣れるスピードもさまざまなため、泣き止んでくれない、食事を口にしない、眠りにつくことができないなど、なかなか新しい園生活に慣れることができない子もいると思います。
そのため、子どもたちの様子を見ながら一人ひとりに合わせてスケジュールを調整する必要がありますね。
なかなか馴染めない子には1~2時間の短時間からに変更するなど柔軟に対応することが求められます。その場合は、きちんと保護者に理由を添えて理解を得ることが重要ですね。
どんな場合も、子どもたちが安心できる状況、環境を整えたり、家庭での過ごし方や好きな遊び、保護者の子どもへのかかわり方などを聞いたりし、実践することも重要なポイントのひとつです。
慣らし保育中のパパ・ママは?
慣らし保育中は、短時間の保育となるため、フルタイムで就業することは難しいかもしれません。
保育士は、子ども一人ひとりに合った対応をしますが、慣らし保育中にあまりにもその子の負担が大きいと感じた時は保護者に連絡をする場合もあります。
また、なかなか保育園生活に慣れないと慣らし保育の期間延長も考えられます。
そのため、職場復帰を考えている保護者の方は余裕を持った方が良いといえます。
「職場復帰の時期がもう決まっているため、期間を変更してほしい。」などであれば、保育園と相談して調整できる場合もあるようです。
慣らし保育は長くて1ヶ月。
1ヶ月程余裕をもってスケジュールを組むと気持ちにも余裕ができていいかもしれませんね。
これから慣らし保育を迎えるパパ・ママへ
慣らし保育は、子どもだけではなくパパ・ママの準備期間ともいえます。
保育園の登園時間に合わせて、朝ご飯や保育園の持ち物の準備、着替えを済ませるなど、今までの生活リズムと異なるため、負担に思ってしまう保護者の方も多いかもしれません。
ですが、無理は禁物!パパ・ママも慣らし保育中に徐々に慣れていけば良いのです!
新しい環境に不安なのは子どもだけではありません。パパ・ママも不安でいっぱいですよね。
なにか不安があったり、わからないことがあったりする時はどんどん保育士さんに聞きましょう!
保育士さんとコミュニケーションをとることでお互いに日々の子育てや保育に生かせることはたくさんあります。無理なく、慣らし保育に臨んで保育園生活をスタートさせましょう♪