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現役保育士解説!保育士になるためには?

2021年03月08日

保育士の資格とは?

保育士の資格は名称独占の国家資格です。
『児童福祉法第18条の4』では、「この法律で、保育士とは、第十八条の十八第一項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と規定されています。

取得方法

養成学校(厚生労働省指定)を指定の単位を取得して卒業する。
保育士試験を受験し合格する。(筆記試験、実技試験があります。)
上記の2つの方法があります。

保育士と幼稚園教諭の違い

保育士も幼稚園教諭も保護者に代わって子どものお世話(保育)をするという点は同じです。
しかし、幼稚園は文部科学省の管轄であり、学校にあたるため『学校教育法』に幼稚園は規定されています。

それに対して、保育園は厚生労働省の管轄であり、『児童福祉法』に規定されている児童福祉施設の1つです。

幼稚園教諭の資格は、基本的には文部科学省指定の短大または専門学校などに通い、指定の単位を取得して卒業するという方法です。

また、保育士の資格は1度取得してしまえば一生持っていることができますが
幼稚園教諭の資格は10年に1度更新が必要であり、更新の2年2ヶ月前〜2ヶ月前までの2年間で30時間の講習を受講する必要があります。

保育士の仕事内容

就学前の子どもたちの保育を保護者に代わり行うこと、保護者や地域の子育て家庭への子育てに関する指導を行うことがメインの仕事となります。

子どもたちと楽しく遊んでいるイメージも強いかと思いますが、保護者から大切なお子さんの命を預かっていることになるため、遊んでいても細心の注意を払い、常に気を張って過ごしています。

また、保育業務以外の連絡帳や指導案の作成など事務作業も多々あります。
すきま時間での掲示物などの制作物作成はイメージが湧きやすいかと思いますが、実際の現場ではお昼寝中など時間が取れるときには、事務作業をしていることが多い気がします。

とはいっても、やはり子どもたちと過ごす時間は仕事とはいえ楽しいことが多いのも事実です!

 

保育士に向き不向きはあるの?

○子ども好き
やはり、これが1番ですね!
子どもが好きな人であれば、仕事であっても日々園児さんたちと楽しい時間が過ごせるでしょう。また、子どもと一緒になって遊びを楽しむ心を持っていると思います。

○体力、体の強さに自信がある
お散歩でたくさん歩いたり、公園や園庭で走り回るなど日常で体力を使います。
体力に自信のある方であれば、元気な子どもたちと共にたくさん走り回って遊ぶことができます。

また、免疫力のまだ弱い子どもたちの中で生活をすることになるのでどうしても、よく風邪が流行ります。体調管理をしっかりでき、体の強さに自信がある方であれば安心ですね。

○応用力がある
行事やお散歩など、子どもたちと共に何かをする時にはいくら計画を立てていても計画通りに物事が進まないことが多々あります。

その場その場での対応力が求められることが多いのです。
トラブルやイレギュラーがあった時に冷静に考え、応用力のある人は向いているといえるでしょう。

○コミュニケーション能力がある
子どもたちとのコミュニケーションも勿論ですが、保護者の方とも日々やりとりをします。
お話しするのが好きな方や、逆にあまり得意ではない方もいます。

中には、外国籍のご家庭もあります。どんな方とでも信頼関係を築き、子育ての良きパートナーとなる必要があるため、コミュニケーション能力は必要不可欠と言えるでしょう。

 

まとめ

保育士の資格についてご説明してきましたが、なんとなくイメージを持つことはできたでしょうか?

最後に、保育士の向き不向きについても記述しましたが向いていることがすべてではありません。この記事を読んで、自分には向いていないのかもと悲観的に考えるのではなく、もし、苦手分野や不安要素があるのであればそれを少しでも改善する行動ができると嬉しいです。

実際に現場で働くようになってから身についていくことの方がたくさんありますので、保育士を目指しているみなさんぜひ資格を取得し、1日も早く現場デビューできるよう頑張ってください♪