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午睡チェック(ブレスチェック)ってなに?

2021年04月08日

事故と聞くと、外出した先などで起きるものだと考えがちですが、おうちの中にも危険はたくさん潜んでいます。

午睡チェック(ブレスチェック)ってなに?

子どもの窒息事故

その中でも、0歳~4歳までに多い窒息による事故は特に気をつけなくてはなりません。

・クッション、毛布やタオルで顔をうずめる。

・うつ伏せ。

・何かをしながら食べ物をほおばるなど、食品によるもの。

 

上記のような窒息を招くような原因を防ぐためにも、大人は子どもから目を離さず見守りましょう。

 

また、子どもの手の届く範囲に

・口に入れてはだめなもの。

・触れたら危険なもの。

 

これらは置かないよう気をつけましょう。

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

いくら大人が見守っていても防ぎようのない病気も存在します。

それが、乳幼児突然死症候群(SIDS)です。

 

未だはっきりとした発症原因が解明されていない、生後2週間~1年ほどの乳児に最もよく見られる死因の1つです。

 

体のどこにも異常がない健康にみえていた乳児が、突然死亡してしまう病気です。

 

予防策として1番重要視されているのが、「仰向けで寝かせる」ことです。

うつ伏せで寝ることは、子どもにとって危険な寝方なのです。

 

保育園での取り組み

おうちでは家族が子どもの就寝を見守りますが、保育園ではどのような対策をしているのでしょうか。

 

ほとんどの保育園ではお昼寝をします。

この際、保育士さんたちは目を離さず子どもたちを見守ってくれています。

 

しかしながら、悲しい事故もあるのが現状です。

そんな事故を未然に防ぐため、保育士さんたちは「午睡チェック(ブレスチェック)」を実施しています。

 

午睡チェック(ブレスチェック)ってなに?

午睡チェック(ブレスチェック)とは、簡単に言ってしまうと乳幼児突然死症候群(SIDS)をはじめ、子どもの窒息死を未然に防ぐために行う呼吸確認です。

 

・0歳児:5分に1回。

・1歳児~2歳児:10分に1回。

 

このように、年齢ごとに確認の間隔が決まっています。

この時間間隔に沿って、1人ずつ記入していく作業をお昼寝の際行います。

 

重要な業務な故、この記録は監査書類として提出するものになります。

その際スムーズにデータを渡せるため、保育システムを導入する施設も増えてきています。

 

保育システムで午睡チェックをサポート

子どもたち1人1人に触れ午睡チェックを行うことは、保育士不足の園にとってはかなりの負担となります。

 

安全に子どもたちを見守る方法として、保育システムを利用してみてはいかがでしょうか。

 

例えば、子どもたちのお布団や衣類などにセンサーを取り付けるだけで、チェック表へ自動に記録され異常時(うつ伏せ寝や体動停止など)にはアラートを出してくれる画期的なものが発売されています。

 

保育士さんの人数に困っていない、あるいは導入費を抑えたい園は、タブレットやスマホで先生がポチポチ子どもたちの向きを選択し記録していく保育システムもあります。

 

また、カメラタイプのものもあり、導入にはそれなりの費用はかかりますが補助金等をうまく利用すれば低コストで始めることができます。

 

システムを導入することにより、ペーパーレス化や書類整理の負担軽減にも繋がります。

また、あまり考えたくないですが万が一事故が起こってしまった場合、園の責任追及時データで事故前後の動きの記録(映像など)を提出できます。

 

その結果、正しく事故調査が行えるなど、保育士さんを守ることができます。これは、手書きではなかなか難しい部分でしょう。

 

まとめ

子どもの呼吸チェックはとても重要な作業です。

保育システムを導入して、より安全で安心して保育士さんが子どもたちを見守る環境を目指しましょう。

 

単品で提供しているものもありますし、連絡帳や保育日誌などの機能も備わったものも販売されています。

 

園での課題点を洗い出し、より快適に子どもたちが保育園生活を楽しめるよう検討してみてはいかがでしょうか。