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ICTシステム導入に保育園・幼稚園が躊躇してしまうのはなぜだろう?

2021年03月01日

ICT化に躊躇してしまう理由

保育システムの活用は、保育士さんの事務作業軽減を見込めるモノだと頭では理解していても、いざ導入となると話は別と思っている方多いのではないでしょうか。

一体踏み出せない理由とは、どのようなものなのでしょうか。

システム探しやICTを導入に費やす時間がない

これはどの保育園、幼稚園でもいえることです。
朝から夜まで保護者、園児の対応に追われ、ギリギリな人数で回しているのでシステム探しの業務を任す人がいない。

これでは、ICTの導入はそもそも難しいでしょう。
システム探しをして、システム会社からの説明を聞いて、従業員や保護者に説明を行い・・・かなりの労力です。

・予算。
・導入時期。
・どんな機能を使用したいのか。

など、保育システム販売会社を探しつつ導入計画を必ず立てましょう。

検討しているうちに、

・現在使用している書類の書式にしたいな。
・助成金があるのか。
・保護者への説明をしてくれるところが良いな。
・写真をダウンロードできて、保護者へ渡したいな。

システム会社を比較している中で、どのような機能が使用できるのかなどの理解が深まりこのような要望がどんどん出てくるはずです。

中途半端に導入したいという気持ちだけで突っ走るのはやめましょう。
何事も計画が大切です。

そもそも機械に疎い、苦手意識がある

これはもう頑張りましょう!個人のスキルの問題です。
システムを選ぶ際に、

・クリックが3回よりも2回で済むもの。
・手入力ではなく音声入力のもの。
・アイコンが分かりやすいもの。

苦手ではあるが、どうにか操作できるものを探しましょう。
システム会社によってはカスタマイズしてくれるところもあるので、相談してみてください。

手書きよりもシステム操作を覚えられず時間をかけて作業していては、導入した意味がなくなってしまいます。

保育士さんはベテランの方が多く、子どもに関しての知識はもちろん子どもの行動に対しての長年培ってきた勘が鋭く、これを学びたい新人さんはたくさんいます。

これは教えるというよりも体で感じ取れ、背中を見て成長してくれと思うかもしれませんが、現代では言葉にして伝えてあげないとわからない子が増えています。

その中で、ICTの導入により少しでも時間があけば、ベテラン保育士さん達は新人教育やA君、Bちゃんの園児の対応などより細かな落とし込みの時間を作ることができます。

ICT化はベテランさんの豊富な引出しの中身を教えていくのに必要な時間を作ってくれる、1つの方法なのです。

 

費用やシステムの知識がない

ICTを導入したいと言っても
何を準備して、何が必要なのかがわからない=不安=導入しない

これでは一向に前には進めません。

・導入に必要な機材はなにか。
・月額いくらなのか。
・年単位ではどのくらいになるのか。

これらのことは、システム会社へ相談すればおおよその見積もりを出してくれます。

保育のICTシステム導入の場合は、補助金も使用できる場合もあるので合わせて検討するのがおすすめです。

また、システムの知識がない場合は恥ずかしがらずに、わからないことはどんどん質問することです。
ある程度の年齢を過ぎると質問することが億劫になりますが、勿体ないことです。

システムの知識が薄いのであれば、

・操作方法を園まで教えに来てくれるのか。
・リモートで対応は可能なのか。
・トラブルがあった際かけつけてくれる&メール・電話で教えてくれるのか。

サポートの厚いシステム会社を探してみてください。

 

まとめ

行動は起こさなければ何も始まりません。
まずは現状の問題の洗い出しを現場の保育士さんと共に行うことです。

その問題がICTの導入で少しでも軽減に繋がるのであれば少しずつでも取り入れた方が良いですし、違う方法で解決ができるのであれば今はまだ導入時期ではないということです。

SNSやHPなど保護者や入園を検討している方へ情報発信をしている園は、その分良い印象を与えているのは事実です。

昔ながらの色も残しつつ、時代に合った保育園、幼稚園を経営者、従業員で作っていかなければならないのです。

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