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保育園や幼稚園にICT化を導入したいけど一体なに?

2021年02月27日

あまり聞きなれないこのICTとは、一体なんでしょうか。

ICT=Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略です。

インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー?なんだか聞いてもピンときません。

 

【そもそもICTってなに?】

では「IT」はいかがでしょうか?どこかで聞いたことあるのではないでしょうか。

実は、ITもICTも意味はほぼ同じ意味です。

 

強いて言えば、

IT:情報技術そのもののこと。

ICT:情報通信技術を使用し、人と人とがインターネットで繋がること。

 

を指し、活用例としては

IT:コンピューター、ソフトウェア、アプリケーションなど。

ICT:メール、SNS、ネット検索など。

 

このようなものがあげられます。

ICTは1度は使用したことのある、意外と私たちの身近なものなのです。

 

・学校や塾などでタブレットを教科書として使用する授業。

・コンビニや観光地などで使用できるフリーWi-Fi。

 

これらはすべてICT化の進化によるものなのです。

 

保育のICT化でできること

では、そのICTを取り入れることによって、保育の現場ではどのようなことができるようになるのでしょうか。

 

・待機児童。

・保育士不足。

・保育士の離職率の上昇。

 

など、いろいろな問題を保育園、幼稚園では抱えています。

そんな問題を抱える現場の問題を少しでも軽減、サポートしてくれるのがICTシステムです。

特にICTシステムを取り入れた場合に効率よく作業を行える業務は下記の項目です。

 

・園児たちの情報管理。

・園児たちの登降園記録管理。

・職員たちの出退勤管理。

・職員たちのシフト作成。

・保護者との連絡帳。

・監査で必要な書類一式。

 

など、事務作業と位置付けているものに対して作業の時間短縮に繋がり、空いた時間は保育士の教育や子どもたちとの時間へ充てることができるようになります。

その結果、仕事への満足度が増え保育士の離職率は低くなり、保護者からの園に対する信頼度も高まりお互いに成長していける働く環境整備となるのです。

 

導入のきっかけがなかったり、機械に対する嫌悪感、保護者の同意など園によって事情もさまざまでしょう。

すべてを一気に変えるのは大変ですが、今園にとって何が必要で不要なのか、先生たちに聞いてみると色々作業の面でのやりにくさ等が聞けるかもしれません。

その上で徐々にICT化を導入していくという方法もありますので、ICTシステムについて話し合ってみるのもいいですね。

 

ICT化にしたいけどかかる費用ってどのくらい?

では、ICTシステムを導入しよう!といざなった時、導入にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

 

システムを導入する場合、これらの準備が必要です。

・PC、タブレット、携帯など。

・登降園に必要なリーダーやICカード。

・ICTシステム導入費。

・ICTシステム月額使用料。

 

など、システム販売会社によって金額もピンからキリなので慎重に検討しましょう。

また、生徒数や機能について金額が変動する場合もあるので注意しましょう。

 

補助金を賢く利用しよう!

機材もシステムもとなると100万円近くの導入費がかかる場合もあります。

その際、国や自治体から助成金を出してくれることをご存じでしょうか。

 

・保育所等におけるICT化推進事業補助金

(認可保育所、認証保育所、小規模認可保育所、認定こども園対象)

1施設当たり100万円の補助金

 

・IT導入補助金

(全国の私立認可/認可外保育事業者対象)

1施設当たり上限450万円の補助金

 

・企業主導型保育事業費補助金

(企業主導型保育事業者対象)

1施設当たり100万円の補助金

 

など助成金制度があります。

 

しかしながら、助成金は毎年のことではなかったり、全国共通のことではないので、必ず自治体などに事前に確認が必要です。

 

まとめ

増える作業をどのように正確に処理し、時間を大切に使っていくかを常に考え作業の効率化を目指すのは、どの職業、企業も同じです。

 

導入することによってのメリット、デメリットも考えながら、保育システムを取り入れてみてはいかがでしょうか。