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幼稚園と保育園の違いって何?

2021年02月26日

幼稚園と保育園、どちらも小学校就学前の子どもを対象としている施設ですが、実際は施設の目的や制度面などでは大きな違いがあるのです。

幼稚園と保育園の違いって何?

では、幼稚園と保育園それぞれの

〇制度

〇特徴

〇目的

〇メリット

〇デメリット

についてみていきましょう。

 

幼稚園

・管轄:文部科学省

・法令:学校教育法

・保育者:幼稚園教諭免許取得者

・対象年齢:満3歳~小学校就学前の児童

・時間:原則として1日4時間が標準(園により、預かり保育可能)

・保育料:公立―自治体により設定、私立―各園により設定

・入園の決定、申し込み:保護者が各園に申請をし、園との合意のもと決定

 

幼稚園は学校教育法により、「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」としています。そのため、小学校就学のための準備や教育が積極的に行われています。

 

保育園

・管轄:厚生労働省

・法令:児童福祉法

・保育者:保育士資格取得者

・対象年齢:0歳~小学校就学前の児童

・時間:原則として1日8時間

・保育料:世帯収入によって決定

・入園の決定、申し込み:保護者が園を選択し、各市町村に申請をする。

 

保育園は、児童福祉法により「保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的としている施設である。」としています。幼稚園とは違い、小学校就学のための準備や幼児教育を主な目的とせず、保護者に代わって保育を行うことを目的としています。

 

幼稚園のメリット・デメリットは?

〇メリット

・教育プログラムがしっかりしている

・習い事に通わなくても英語、音楽、体操などのカリキュラムを経験できる

・保育時間が短いため、親子での時間を長く確保することができる

・各家庭や子どもに合った園を自ら選択することができる

 

〇デメリット

・保育料が所得に関係なく一律

・園指定の物が多く、制服やグッズの購入がある

・夏休みや冬休みがあり、長期休み時の預かりがない

・迎えがはやく、長時間働くことができない

 

幼稚園は保育園に比べて保育時間が短いことから、親子での時間にゆとりが持てることをメリットにしている反面、仕事をしている保護者の方は長時間働くことができないデメリットを感じているのかと思われます。

 

また、幼稚園のメリットとして大きいのは園独自の教育カリキュラムではないでしょうか?最近では、プログラミングやダンスを取り入れている園もあるようです。

 

保育園のメリット・デメリットは?

〇メリット

・0歳児から5歳児まで在園しているため、幅広い年齢の子どもたちと接する機会が持てる

・遊びが中心のため、のびのびと過ごすことができる

・小さいうちから基本的な生活習慣や食事方法を身に着けることができる

・夏休みや冬休みなどの長期休暇がない

・朝から夕方まで預けることができ、勤務形態に合わせることができる

 

〇デメリット

・幼稚園のように子どもに合った園を選ぶことができず、通える範囲で空いている園に通う

・遊びが中心のため、英語や体操といった教育的なカリキュラムが少ない

・親子で過ごす時間が少ない

・習い事に通わせる時間を確保するのが難しい

 

保育園も幼稚園と同様に、保育時間が長いことに対してメリットに感じる反面デメリットに感じる方がいるのではないでしょうか?

また、幼稚園のように自ら園を選択することができないため、自治体が園を選択することにデメリットを感じる方もいるでしょう。

 

まとめ

幼稚園と保育園の違いやメリット、デメリットをまとめました。

幼稚園、保育園のデメリットを見てみると、ほとんどがメリットの裏返しであることが多いと感じました。

また、最近では保育園の機能を持っている幼稚園、幼稚園の機能を持った保育園である「認定こども園」も増えてきています。

どの園にもそれぞれの特徴があり、それぞれの良い点があるので、教育方針や子どもの性格に合った園、また、働く上で自分に合った園を見つけましょう☆

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